「スナキャバ」という言葉を聞いたことはあるけれど、具体的にどんなお店かわからないという方も多いのではないでしょうか。スナキャバとは、スナックのアットホームな雰囲気と、キャバクラの接客スタイルを融合させた業態のお店です。ナイトワークに興味はあるものの、キャバクラは少しハードルが高いと感じている方にとって、スナキャバは始めやすい選択肢の一つといえるでしょう。

この記事では、スナキャバの特徴からキャバクラやスナックとの違い、仕事内容、給料の相場、メリット・デメリットまで詳しくご紹介していきます。自分に合った働き方を見つけるための参考にしてみてくださいね。

スナキャバとは?

スナキャバとは?

スナキャバとは、スナックとキャバクラのちょうど中間のような業態のお店です。スナックのカジュアルな雰囲気と、キャバクラの接客スタイルが融合しており、どちらの良さも兼ね備えているのが特徴でしょう。

店内の雰囲気はスナック寄りのこぢんまりとした空間であることが多く、カラオケやワイワイとした会話が楽しめるアットホームな環境が広がっています。ただし、接客スタイルはキャバクラ寄りで、お客様の隣にキャストが座り、デュエットや会話を楽しむのが基本的なスタイルです。

また、料金システムにも独自の特徴があります。キャバクラ寄りの時間制のセット料金が基本ですが、一部のお店ではスナックのようにハウスボトル(お店が用意するボトル)を飲み放題にしているところも見られるのです。風営法上はキャバクラと同じ「1号営業」に分類されており、多くの店舗が19時頃から深夜0時頃までの営業となっています。

スナキャバは地方都市や郊外エリアで特に人気を集めている業態で、地域に根差した夜の社交場として親しまれているんですよ。

スナキャバとキャバクラ・スナックの違い

スナキャバとキャバクラ・スナックの違い

スナキャバ、キャバクラ、スナックは一見似ているようで、実は多くの違いがあります。ここでは、5つのポイントに分けて比較していきましょう。

  • 接客スタイルの違い
  • 料金システムの違い
  • 指名制度・ノルマの違い
  • 服装の違い
  • 働くキャストの年齢層の違い

それぞれ詳しく見ていきましょう。

接客スタイルの違い

3つの業態で最も大きく異なるのが、接客スタイルです。

キャバクラでは、お客様の隣にキャストが座り、マンツーマンで「接待」に近い接客を行います。一方、スナックはカウンター越しの対面接客が基本であり、ママを中心にお店全体で会話を楽しむスタイルでしょう。

スナキャバはこの2つの中間に位置しており、お客様の隣に座って接客する点はキャバクラに近いものの、自然な会話を楽しむことを重視した接客が行われます。店全体でわいわいと盛り上がる雰囲気も残っているため、キャバクラほど緊張感がないのが魅力です。

料金システムの違い

キャバクラは時間制のセット料金が基本で、指名料やドリンク代、延長料金などが加算されていく仕組みです。スナックは比較的リーズナブルで、ハウスボトル制や飲み放題制を採用しているお店が多いでしょう。

スナキャバの料金は、キャバクラよりもリーズナブルで、スナックよりはやや高めという位置づけです。時間制のセット料金を基本としながらも、ハウスボトルの飲み放題を取り入れているお店もあり、お客様にとってコストパフォーマンスの良い業態となっています。

指名制度・ノルマの違い

キャバクラには本指名や場内指名といった指名制度があり、売上ノルマや同伴ノルマが設定されているお店も少なくありません。スナックには基本的に指名制度もノルマも存在せず、すべてのキャストが平等にお客様を接客するのが一般的です。

スナキャバは、指名制度がないか、あっても緩やかなお店がほとんどでしょう。ノルマや罰金もないケースが多いため、プレッシャーを感じにくい環境で働けるのが特徴です。

服装の違い

キャバクラでは、華やかなドレスにヘアメイクを施した姿で接客するのが一般的です。スナックでは私服で働くお店がほとんどで、カジュアルな服装でも問題ありません。

スナキャバの服装は、キャバクラほどフォーマルではないけれど、スナックよりはきちんとした印象の装いが求められるでしょう。ワンピースやきれいめの私服で働けるお店が多く、ドレスを用意する必要がないのは、初めてナイトワークに挑戦する方にとって嬉しいポイントです。

働くキャストの年齢層の違い

キャバクラでは10代後半から20代のキャストが中心で、若さや華やかさが重視される傾向にあります。スナックはベテランの女性が活躍するお店が多く、30代から50代のキャストが中心でしょう。

スナキャバで働くキャストは20代から30代が中心で、キャバクラに近い若さがありながら、落ち着いた雰囲気も併せ持っているのが特徴です。年齢層の幅も比較的広いため、さまざまな世代の方が活躍できる環境だといえるでしょう。

スナキャバの仕事内容

スナキャバの仕事内容

スナキャバの仕事は、お客様に心地よい時間を提供することが中心です。ここでは、具体的な仕事内容を4つに分けてご紹介しますね。

  • お客様の隣に座っての会話・接客
  • お酒を作って提供する
  • カラオケの盛り上げ
  • 開店準備や閉店後の片付け

それぞれ詳しく見ていきましょう。

お客様の隣に座っての会話・接客

スナキャバの最も基本的な仕事は、お客様の隣に座って会話を楽しむことです。キャバクラのような疑似恋愛を演出するのではなく、自然な会話を通じてリラックスした時間を過ごしていただくことが求められます。常連のお客様が多いため、お客様の趣味や仕事の話に耳を傾け、共感しながら会話を広げていくことが大切でしょう。

お酒を作って提供する

お客様のお酒を作って提供することも、重要な仕事の一つです。水割りやソーダ割り、ロックといった基本的なお酒の作り方を覚えておけば問題なく対応できるでしょう。お客様のグラスが空きそうになったらさりげなくおかわりを尋ねるなど、自然な気配りが求められます。

カラオケの盛り上げ

スナキャバならではの仕事として、カラオケの盛り上げがあります。お客様と一緒に歌ったりデュエットをしたりすることが日常的に行われるでしょう。歌が上手である必要はありませんが、手拍子をしたり一緒に口ずさんだりと、場を盛り上げる姿勢は大切です。

開店準備や閉店後の片付け

接客以外にも、開店前の清掃やテーブルのセッティング、閉店後の後片付けがあります。こぢんまりとした店舗が多いスナキャバでは、キャスト全員で協力してお店を整えるのが一般的です。

スナキャバの給料・時給の相場

スナキャバの給料・時給の相場

スナキャバの時給相場は、一般的に1,500円から2,500円程度です。キャバクラの平均時給(3,000円から5,000円程度)と比較すると低めですが、スナックの時給相場(1,200円から1,800円程度)よりはやや高い傾向にあるでしょう。キャバクラとスナックの中間に位置する給与水準という点も、業態の特徴をそのまま反映しています。

指名制度がないか緩やかなお店が多いため、キャバクラのようにバックで大きく稼ぐことは難しい面もあります。ただし、ノルマや罰金がないお店がほとんどのため、提示された時給がそのまま手取りに近い金額になりやすいというメリットがあるのです。ドリンクバック(お客様からいただいたドリンクに対する歩合給)が設定されているお店もあるため、事前に確認しておくとよいでしょう。

スナキャバで働くメリット

スナキャバで働くメリット

スナキャバには、キャバクラやスナックとは異なる魅力的なメリットがあります。ここでは、4つのポイントをご紹介しましょう。

  • ノルマや罰金がなくプレッシャーが少ない
  • アットホームな雰囲気で人間関係が穏やか
  • ナイトワーク未経験でも始めやすい
  • シフトの自由度が高い

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ノルマや罰金がなくプレッシャーが少ない

スナキャバの大きなメリットの一つが、ノルマや罰金がないお店がほとんどであるという点です。数字に追われることなく、目の前のお客様との会話を純粋に楽しめる環境は、精神的な負担を大きく軽減してくれるでしょう。

キャバクラでは売上ノルマや同伴ノルマが課されることがあり、未達成の場合に罰金が発生するお店も珍しくありません。スナキャバにはそうした制度がないため、接客そのものに集中しやすい環境が整っているのです。

アットホームな雰囲気で人間関係が穏やか

スナキャバは個人経営の小規模なお店が多く、スタッフ同士の距離が近いアットホームな環境が特徴です。キャバクラのようにキャスト同士が指名や売上を競い合う雰囲気はほとんどなく、常連のお客様を中心に和やかな空気の中で働けるのが魅力でしょう。

ママやチーママとの距離も近いため、仕事の悩みや接客で困ったことがあればすぐに相談しやすい環境です。人間関係のストレスが少ないぶん、長く続けやすい職場だといえるのです。

ナイトワーク未経験でも始めやすい

スナキャバは、ナイトワークが初めての方にとって始めやすい環境が整っています。高度な接客テクニックは求められず、お客様との自然な会話を楽しめれば十分に務まるでしょう。ドレスやヘアメイクの準備も不要なお店が多いため、初期費用の心配もありません。

研修制度が用意されているお店もあり、お酒の作り方やお客様への接し方を一から教えてもらえるケースもあります。ナイトワークの入門編として、まずスナキャバから経験を積んでみるのは賢い選択だといえるでしょう。

シフトの自由度が高い

シフトの融通が利きやすいお店が多いのもメリットです。週1日からの勤務を受け入れているお店もあり、学業や本業との両立もしやすいでしょう。営業時間もキャバクラと比べて短めに設定されているお店が多く、終電前に帰れるケースも珍しくありません。

急なシフト変更や休みの相談にも柔軟に対応してくれるお店が多いため、プライベートの予定を優先しながら働きたい方にも適しています。無理のないペースで続けられることが、スナキャバの大きな魅力ですよ。

スナキャバで働くデメリット

スナキャバで働くデメリット

スナキャバには多くのメリットがある一方で、注意しておきたいデメリットも存在します。ここでは、2つのポイントをお伝えしましょう。

  • キャバクラと比べると時給が低い傾向にある
  • 指名制度がないため大きく稼ぎにくい

それぞれ詳しく見ていきましょう。

キャバクラと比べると時給が低い傾向にある

スナキャバのデメリットとして最も大きいのが、キャバクラと比較して時給が低い傾向にあるという点です。ノルマや罰金がない分、精神的な負担は少なくて済みますが、短期間でしっかり稼ぎたい方にとっては、キャバクラの方が収入面では有利でしょう。

同じ勤務時間で比較した場合、月収ベースで数万円から十万円以上の差が出ることもあります。収入を最優先に考える方は、スナキャバで接客の基礎を身につけてからキャバクラへステップアップするという道も検討してみるとよいかもしれません。

指名制度がないため大きく稼ぎにくい

スナキャバでは指名制度がないか緩やかなお店が多いため、指名バックやボトルバックで収入を上乗せすることが難しいのです。キャバクラでは人気キャストになれば各種バックで大幅に収入を増やせますが、スナキャバではこうしたインセンティブが限られているため、収入の上限はキャバクラに比べると低くなりがちでしょう。

自分の頑張りが給料に直接反映されにくいぶん、努力次第でどんどん稼ぎたいという方にはもどかしさを感じる場面があるかもしれません。一方で、安定した時給のもとで穏やかに働けることをメリットと捉えるかどうかは、自分の優先順位次第だといえます。

スナキャバはどんな人に向いている?

スナキャバはどんな人に向いている?

スナキャバの特徴やメリット・デメリットを踏まえて、どんな方にスナキャバが向いているのか整理してみましょう。

まず、自分のペースでゆったり働きたい方にはスナキャバがぴったりです。ノルマや厳しい競争がなく、お客様との自然な会話を楽しみながら働ける環境は、無理なく続けられる職場といえるでしょう。売上のプレッシャーに追われることなく、穏やかな雰囲気の中で接客を楽しみたい方におすすめです。

また、ナイトワーク初心者や副業として始めたい方にもスナキャバは適しています。特別な接客スキルやドレスの準備が不要で、シフトの融通も利きやすいため、気軽にスタートできるのが魅力でしょう。学業や本業との両立を考えている方にとっても、始めやすい選択肢です。

一方で、しっかり稼ぎたいと考えている方にはキャバクラの方がおすすめだといえます。スナキャバは働きやすさに優れている反面、収入面ではキャバクラに及ばない部分があるのです。指名制度やバックシステムを活用して高収入を目指したい方は、キャバクラでの勤務を検討してみるとよいでしょう。

まとめ

スナキャバとは、スナックのアットホームな雰囲気とキャバクラの接客スタイルを融合させた業態のお店です。お客様の隣に座って会話やカラオケを楽しむ接客スタイルでありながら、キャバクラほどのプレッシャーがなく、リラックスした環境で働ける点が最大の魅力となっています。

キャバクラとの違いは、ノルマや罰金がないこと、服装がカジュアルであること、指名制度が緩やかであることなど、働きやすさに重点が置かれている点にあるでしょう。一方で、時給はキャバクラよりも低めで、指名バックなどで大きく稼ぐことが難しいというデメリットも存在します。

自分のペースでゆったりと働きたい方やナイトワーク未経験の方には、スナキャバは非常に始めやすい選択肢です。しっかりと稼ぎたい方にはキャバクラが向いていますが、まずはスナキャバで接客の基本を学び、ステップアップしていくという道もあるでしょう。自分の目的やライフスタイルに合わせて、最適な働き方を選んでみてくださいね。