「場内指名がなかなか取れない」「フリー客の席で何をすればいいかわからない」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。場内指名は、キャバクラで本指名を増やしていくための第一歩ともいえる大切なステップです。

場内指名が取れない日が続くと、徐々に出勤が怖くなってしまうもの。そうなる前に、場内指名を取るコツを覚えて、毎日の出勤をチャンスに変えましょう。

この記事では、場内指名が取れない原因と、元キャバ嬢が実際に実践していた取り方のコツを紹介します。場内指名に苦手意識がある方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

場内指名とは?仕組みと重要性をおさらい

場内指名とは、フリー(指名なし)で来店したお客様が、お店の中で気に入ったキャストをその場で指名する制度のことです。フリー客の席では15分〜20分程度でキャストが入れ替わりますが、場内指名をもらえれば交代せずにそのまま席につき続けることができます。

場内指名をもらうと、キャストには場内指名バック(500円〜1,000円程度)がお給料に加算されます。本指名と比べるとバックの金額は小さいですが、場内指名には「本指名への入り口」という非常に大きな役割があるんです。

お客様と最初に出会うのはフリー客の席であり、そこで場内指名をいただくことが連絡先の交換や次回来店のきっかけにつながります。つまり、場内指名が取れなければ本指名も増えていかないということです。場内指名は、キャバクラで収入を伸ばしていくための土台だと考えておきましょう。

場内指名が取れない人に共通する原因

場内指名が取れない人に共通する原因

場内指名がなかなか取れないと感じている方には、いくつかの共通する原因があります。ここでは代表的な5つのパターンを見ていきましょう。

  • そもそも自分から場内指名をお願いしていない
  • ドリンクも場内も言わず受け身のまま席を離れている
  • 第一印象で損をしている
  • 会話がお客様に響いておらず印象に残っていない
  • 席を離れるタイミングで何も言葉を残していない

そもそも自分から場内指名をお願いしていない

場内指名が取れない原因として最も多いのが、自分からお願いしていないというケースです。「図々しいと思われそう」「断られたら恥ずかしい」と感じて、何も言えないまま席を離れてしまう方が少なくありません。

しかし、お客様の立場で考えると、場内指名の仕組み自体をよく知らない方も多いんです。キャストから一言伝えてあげないと、「場内指名をすればこの子が残ってくれる」ということ自体に気づかないまま終わってしまうこともあるでしょう。

お願いすること自体は悪いことではありません。伝え方とタイミングさえ間違えなければ、むしろお客様に喜んでいただけることの方が多いんですよ。

ドリンクも場内も言わず受け身のまま席を離れている

場内指名だけでなく、ドリンクのおねだりも含めて一切アクションを起こさないまま席を離れてしまうパターンも、場内が取れない原因の一つです。

お客様からすると、何も言われなければ「この子は自分に興味がないのかな」と感じてしまうこともあります。受け身のままでは、お客様との距離は縮まりません。

もちろん、いきなり「ドリンクください!場内指名してください!」と畳みかけるのは逆効果です。でも、会話の流れの中で自然にドリンクをお願いしたり、場内指名を切り出したりすることは、プロのキャストとして必要なスキルといえるでしょう。

第一印象で損をしている

フリー客の席に着いた最初の数秒で、お客様はキャストの印象をほぼ決めてしまいます。この第一印象でつまずくと、そのあとどれだけ頑張っても挽回が難しくなるんです。

ありがちなのは、疲れた顔で席についてしまったり、声が小さくて挨拶が聞こえなかったり、目を合わせずに座ってしまったりするケースです。お客様は「楽しい時間を過ごしたい」と思って来店しているので、暗い印象を与えてしまうとその時点で場内指名の可能性が大きく下がってしまいます。

席についた瞬間の笑顔と明るい挨拶は、場内指名を取るための最低限の土台だと考えてください。

会話がお客様に響いておらず印象に残っていない

会話はしているけれど、当たり障りのない話題ばかりで終わってしまうのも原因の一つです。「お仕事何されてるんですか」「趣味はありますか」といった質問自体は悪くないのですが、そこから深掘りできないと、お客様にとっては「ほかの子と同じだな」という印象で終わってしまいます。

お客様の答えに対して「それってどういうことですか?」「すごいですね、もっと聞きたいです!」と一歩踏み込むだけで、会話の質がぐっと変わるんです。表面的なやり取りではなく、お客様に「この子は自分の話に本気で興味をもってくれている」と感じてもらえるかどうかが分かれ道になるでしょう。

席を離れるタイミングで何も言葉を残していない

ボーイに呼ばれて席を離れる時に、無言でそのまま立ち去ってしまうのは非常にもったいないです。最後の一言があるかないかで、お客様の記憶への残り方が全く違います。

「楽しかったです、ありがとうございます」だけでも言わないよりはましですが、できればもう一歩踏み込みたいところです。「もっとお話ししたかったです」「◯◯のお話、続きが気になります」など、お客様との会話に触れた言葉を残すことで、印象に残りやすくなるでしょう。

去り際の一言が、場内指名やあとから「さっきの子を呼んで」とボーイに声をかけてもらえるかどうかの決め手になることも多いんですよ。

場内指名の取り方7つのコツ

場内指名の取り方7つのコツ

ここからは、元キャバ嬢が実際に実践していた場内指名の取り方を7つ紹介します。すべてを一度に実践する必要はないので、取り入れやすいものから試してみてくださいね。

  • 席についたらすぐ名刺を渡して名前を覚えてもらう
  • 最初の数分で笑顔と質問でお客様の心をつかむ
  • 共通点を見つけて「この子と合う」と感じてもらう
  • 話が盛り上がった瞬間に自分から場内を切り出す
  • ボーイに呼ばれる前に「このまま話していたい」と伝える
  • 一度断られても去り際にもう一度&「後で呼んで」を添える
  • 場内をもらえた時点でご飯の約束を切り出す

席についたらすぐ名刺を渡して名前を覚えてもらう

席についたら、挨拶と同時に名刺を渡しましょう。フリー客の席では短時間で何人ものキャストが入れ替わるため、名前を覚えてもらうことが最初の関門になります。

「初めまして、◯◯です。よろしくお願いします」と笑顔で名刺を差し出すだけで、お客様は「しっかりした子だな」という印象をもちます。名刺の裏にひと言メッセージを書いておくと、ほかのキャストとの差別化にもなるでしょう。

名刺を渡したら、お客様のお名前も確認しましょう。「お名前を教えていただけますか?」と聞いて、そのあとの会話で「◯◯さん」と名前を呼ぶことで、お客様に特別感を感じてもらえます。

最初の数分で笑顔と質問でお客様の心をつかむ

場内指名を取れるかどうかは、最初の数分でほぼ決まるといっても過言ではありません。お客様は短い時間でキャストの印象を判断するため、出だしの掴みが非常に重要なんです。

まずは満面の笑顔で席につき、お客様の目を見て挨拶しましょう。そのあとすぐに「今日はお仕事帰りですか?」「お一人で来られたんですか?」といった答えやすい質問を投げかけて、会話のきっかけを作ります。

ここで大切なのは、お客様の答えにしっかりリアクションをすることです。「そうなんですね!」「大変ですよね」と共感を示しながら、さらに掘り下げる質問をしていくことで、お客様は「この子と話すのは楽しいな」と感じてくれるでしょう。

共通点を見つけて「この子と合う」と感じてもらう

お客様が場内指名をするかどうかの決め手になるのは、「この子と相性が良さそうだ」という感覚です。そのためには、会話の中で共通点を見つけることが効果的なんです。

お客様の趣味や好きな食べ物、出身地など、少しでも自分と重なる部分が見つかったら「私もなんです!」とすかさず反応しましょう。共通点がない場合でも、「それ気になってたんです、教えてください!」と興味を示すことで、お客様との距離がぐっと縮まります。

人は自分と共通点がある相手に親近感を抱きやすいものです。短い接客時間の中で「この子とは合うかも」と思ってもらえれば、場内指名につながる確率が大きく上がるでしょう。

話が盛り上がった瞬間に自分から場内を切り出す

場内指名をお願いするベストタイミングは、会話が盛り上がっている瞬間です。お客様が笑顔で楽しそうに話してくれている時に、「もっとお話ししたいので、場内指名してもらえたら嬉しいです」と素直に伝えてみましょう。

ポイントは、営業っぽくならないことです。「場内指名お願いします」と事務的に言うのではなく、「まだ一緒にいたいです」「◯◯さんの話、もっと聞きたい!」という気もちを込めて伝えることで、お客様も自然に受け入れてくれます。

会話が弾んでいないタイミングで切り出すと、唐突に感じさせてしまうので注意しましょう。盛り上がりの頂点を見極めて、すかさず一言添えるのが成功のコツですよ。

ボーイに呼ばれる前に「このまま話していたい」と伝える

フリー客の席では、一定時間が経つとボーイ(黒服)がキャストの交代を指示しに来ます。ボーイが来てから慌てて場内をお願いするよりも、呼ばれる前に先手を打っておく方が効果的です。

接客時間の終盤に差しかかったら、「そろそろ交代って言われちゃうと思うんですけど、このまま◯◯さんとお話ししていたいです」と伝えてみましょう。お客様にとっても「この子は自分との時間を大切にしてくれている」と感じられるため、場内指名を快く受けてくれることが多いんです。

先に気もちを伝えておくことで、ボーイが来た時にお客様の方から「この子、残してもらっていい?」と言ってくれるケースもあります。受け身で待つのではなく、自分から動くことが大切ですよ。

一度断られても去り際にもう一度&「後で呼んで」を添える

場内指名をお願いして断られてしまっても、そこで諦める必要はありません。「わかりました! でもまた呼んでもらえたら嬉しいです」と笑顔で伝えて席を離れましょう。

そして、去り際にもう一度「後からでも呼んでくださいね」と軽く添えるのがポイントです。しつこくならない程度のひと押しが、意外と効くんです。お客様の中には、最初は断ったものの、あとから「やっぱりさっきの子が良かったな」と感じてボーイに声をかけてくれる方もいます。

断られた時こそ、笑顔で爽やかに対応できるかどうかがキャストとしての力の見せどころです。ネガティブな反応をしてしまうと、お客様の印象を悪くしてしまうので気をつけましょう。

場内をもらえた時点でご飯の約束を切り出す

場内指名をいただけたら、本指名につなげるための行動を始めましょう。中でも効果的なのが、場内指名をもらったその場でご飯(同伴)の約束を切り出すことです。

「◯◯さんが教えてくれたお店、すごく行ってみたいです。今度一緒に行きませんか?」と会話の流れで自然に提案してみてください。お客様の多くは、場内指名の段階ではまだ本指名までは考えていません。でも「お店の外でご飯を一緒に食べてくれるんだ」とわかると、一気に親近感が増して再来店の動機になりやすいんです。

このタイミングでご飯の約束ができれば、次回は同伴からの本指名という流れが自然にできあがります。場内指名をもらった瞬間に満足するのではなく、その先を見据えた動きをすることが、売れるキャストへの近道ですよ。

場内指名を取りやすいシチュエーション

場内指名を取りやすいシチュエーション

場内指名は、シチュエーションによって取りやすさが大きく変わります。ここでは、とくにチャンスが大きい3つの場面を紹介しますね。

  • 初来店のフリー客の席
  • 団体客で盛り上がっているテーブル
  • お客様が入店したときに目が合っている場合

初来店のフリー客の席

初めてそのお店に来たフリー客の席は、場内指名をもらいやすいシチュエーションの一つです。初来店のお客様はまだお気に入りのキャストがいないため、その日接客してくれたキャストの中から「この子がいいな」と選んでくれる可能性が高いんです。

初来店のお客様は緊張していることも多いので、リラックスした雰囲気を作ってあげることが大切です。「初めていらっしゃったんですか? ありがとうございます!」と歓迎の気もちを伝えるだけで、お客様もほっとしてくれるでしょう。

初来店で場内指名をもらえれば、そのまま本指名に発展する可能性も十分にあります。「最初に気に入った子」というのは、お客様の記憶に残りやすいものなんですよ。

団体客で盛り上がっているテーブル

団体客が来店して場が盛り上がっている時も、場内指名のチャンスが広がります。団体のお客様はお酒も進み、テンションが上がっているため、場内指名を快く受けてくれやすい傾向があるんです。

ただし、団体客の場合は一つ押さえておくべきポイントがあります。多くの場合、グループの中に一番偉い方(幹事やおごる立場の方)がいて、その方が会計をもっていることが多いんです。

もしあなたがその一番偉い方の席についているなら、場内指名は比較的簡単にもらえるでしょう。逆に、会計権限のない方の席についている場合は、まずその方に「場内指名してもらえたら嬉しいんですけど」と打診してみてください。「あの人が払うから」と言われた場合は、空気を読みつつ上の方に直接「◯◯さん! 私ここに残ってもいいですか?」と明るく声をかけてしまうのも一つの手です。場の盛り上がりに乗って軽く言える雰囲気なら、意外とあっさりOKしてもらえることが多いですよ。

お客様が入店したときに目が合っている場合

お客様がお店に入ってきた瞬間に目が合っていた場合、その後の接客で場内指名をもらいやすくなります。目が合ったということは、お客様があなたのことを気になっている可能性が高いからです。

このアドバンテージを活かすためには、席についた時に「さっき入ってこられた時、私のこと見てくれましたよね?」とさりげなく触れてみましょう。お客様は「バレてた?」と照れながらも嬉しそうに反応してくれることが多いです。

この一言をきっかけに、一気に距離が縮まることがあります。最初から好意をもってくれているお客様は場内指名の確率も高いので、入店時のアイコンタクトは普段から意識しておくとよいでしょう。

場内指名だけじゃダメ!場内をもらった後のフォロー

場内指名だけじゃダメ!場内をもらった後のフォロー

場内指名をもらうことはゴールではなく、本指名へ向けたスタートラインです。場内指名のあとにどう動くかで、次の来店と本指名につながるかどうかが決まります。

  • お客様と別れたら即LINEを送る
  • 「いつごはんいけますか?」と次の予定を固める
  • 営業しすぎず仲良くなる連絡を続ける

お客様と別れたら即LINEを送る

場内指名をいただいたお客様と連絡先を交換できたら、お客様がお店を出たタイミングですぐにLINEを送りましょう。時間が経つほどお客様の記憶は薄れていくため、スピードが大切です。

「今日は場内指名してくれてありがとうございます! ◯◯のお話、すごく楽しかったです」と、感謝の気もちと会話の具体的な内容を盛り込んだメッセージを送ってください。定型文のようなメッセージではなく、その日の会話に触れることで「ちゃんと覚えてくれているんだ」と感じてもらえるでしょう。

この即レスの習慣があるかないかで、本指名への発展率は大きく変わります。場内指名をもらって満足するのではなく、その日のうちにフォローを入れるところまでをワンセットとして考えましょう。

「いつごはんいけますか?」と次の予定を固める

お礼のLINEを送ったあと、数日以内に次に会う約束を取りつけることが本指名への近道です。「◯◯さんが教えてくれたお店、本当に行ってみたいです。いつごはんいけますか?」と、具体的な提案をしてみましょう。

ポイントは、「いつか行きましょうね」という曖昧な約束で終わらせないことです。「来週の前半とかはいかがですか?」と日程を絞り込むことで、実現する可能性がぐっと高まります。

同伴が実現すれば自動的に本指名が発生するため、「場内指名→同伴→本指名」という黄金ルートが完成します。次の予定を固めることを、場内指名のアフターフォローにおける最優先事項として意識してくださいね。

営業しすぎず仲良くなる連絡を続ける

すぐにご飯の約束が決まらなかった場合でも、焦る必要はありません。大切なのは、営業感を出さずにお客様と自然にコミュニケーションを続けることです。

「今日暑かったですね。◯◯さん、体調大丈夫ですか?」「前に教えてもらった映画、観ました!面白かったです」など、日常の話題を交えたメッセージを定期的に送りましょう。「来てください」「会いたいです」といった直接的な営業メッセージばかりだと、お客様は距離を置きたくなってしまいます。

メッセージの最後を質問で締めくくると、返信をもらいやすくなります。やり取りを重ねる中でお客様との信頼関係が育っていけば、「また会いに行こうかな」と自然に思ってもらえるようになるでしょう。焦らず、友達のような距離感で連絡を続けることが、結果的に本指名への最短ルートになるんです。

まとめ

場内指名が取れない原因は、自分からお願いしていない、受け身のまま席を離れている、第一印象や会話の質で損をしているなど、ちょっとした意識の差にあることがほとんどです。逆にいえば、コツさえ押さえれば場内指名は今日からでも増やせます。

席についたらすぐ名刺を渡す、会話が盛り上がったタイミングで場内を切り出す、断られても笑顔で去り際にもうひと押しするなど、小さなアクションの積み重ねが結果につながるでしょう。場内指名をもらったあとは、即LINEでフォローし、ご飯の約束まで持ち込むことで本指名への道が開けていきます。一つひとつの場内指名を大切にして、本指名へとつなげていってくださいね。