ワイン雑学（用語編） ～キュヴェって何？～

こんにちは、『ＴＨＥ ＳＵＩＴＥ』ソムリエの鈴木です。

ワインというと略語や専門用語が多くて難しいという印象の方も多いのではないでしょうか。
そこで、初心者の方から上級者の方まで、5分で学べる「モテる雑学」についてご紹介させていただきます。

今回は、「キュヴェ（Cuvée）」。
ワインやシャンパーニュのラベルに「キュヴェ」という文字を見かけたことはあるけど、意味は知らないという方は、ワイン好きな方でも多いのではないかと思います。

「キュヴェ（Cuvée）」には色々な意味合いがあるため、上級者やプロでもひと言では説明しづらい用語のひとつです。

語源は、発酵槽（はっこうそう）を指す「キューヴ（Cuve）」であるといわれていますが、現在では、さまざまな意味合いを持つようになり、幅広い意味で使われています。

例えば、ワイン生産者が未醗酵のブドウジュースを見ながら、「畑ごとにキュヴェを分けているよ」と説明した場合、ブドウの搾汁を表現していることになります。

「複数のタンクで醗酵させたキュヴェをブレンドして瓶詰めしている」と言われれば、まだ未完成のワインを指します。

また、生産者が特別に出来の良かったタンクや畑のワインをブレンドせずに単独で特別にリリースした場合などでも、「このキュヴェは・・・」と表現することがありますが、この場合の「キュヴェ」はワインの完成品を指します。

特定の定義があるわけではないため、生産者の判断で使用することができるのです。
ですが、ワインのラベルに「キュヴェ・○○○」と書いてある時は、そのワインは生産者の強い想いが込められ、特別な畑名であったり、自分の愛する家族の名前であったりと、「特別感のあるワイン」として“キュヴェ”としてリリースされています。

シャンパーニュにおいては、「1回目の圧搾で絞られた果汁（ビール一番搾り麦汁使用のようなもの）を使用して造られた」が定義として加わります。

さらに、「プレステージ・キュヴェ（Prestige Cuvée）」という用語が使われているシャンパーニュは、「プレステージ＝威信」の意味があり、生産者の名に懸けてリリースされる、シャンパンの中でも“頂点に君臨する最高級クラス”であることを意味します。

今回の用語「キュヴェ」には、明確な規定がないため難度は少し高かったかもしれませんが、ワインでもシャンパーニュでも「特別なもの」というプレミアムな意味合いを持つ言葉として覚えておくと、ワイン選びに役立ちます。
少し特別なワインを見つけたい際には、Cuvéeの文字を探してみてはいかがでしょうか？

そして、チックグループの女性たちは、そんな“キュヴェ”のような素敵な女性ばかりですが、その中でもひときわ光り輝く“プレステージ・キュヴェ”な女性に、もしかしたら今夜会えるかも！？
皆様のお越しをお待ちしております！（笑）