銀座クラブチック・六本木クラブチック配信メールマガジン

Pick Up ピックアップ

  • 銀座チック 咲

    今回のピックアップは・・・

    銀座クラブチックの!!!
    「咲(さき)」ちゃん♪


    キリッとした瞳が印象的で、周囲の人も思わず笑顔になってしまうほどの人懐っこさを持っている女の子です♪

    そんな「咲」ちゃんからメルマガ読者の皆様にご挨拶が届いています♪

    皆様是非、「詳しくみる」より詳細をご覧ください。

Happy Birthday キャスト 誕生日

六本木クラブチック・銀座クラブチック、
各店舗、4月お誕生日の女の子たちです。
お祝いの気持ちだけでも嬉しいものです。
是非お祝いの一言をおかけください!

Special Contents 今週の企画

“魅力的な大人男性”と支持される
ビジネスアクセサリーとは?

ピシッと決めた男性のスーツ姿だけでもやられてしまうという女性は多いですが、さらにそのスーツ姿を飾る小物にも女性たちは注目しているようです。
そこで今回は、クラブチックの女の子への「大人の男性に身につけてほしい小物」のアンケート結果から、ワンランク上のおしゃれな小物使いに関する調査結果をご紹介します。

Sommelier ソムリエ通信

ワインのダイヤモンド

銀座クラブチック ソムリエ 鈴木 昌武

銀座クラブチック ソムリエ 鈴木 昌武

皆さんこんにちは。銀座クラブチック、ソムリエの鈴木です。

前回、第二次世界大戦時にワインに含まれる有機酸(植物や動物が体内で糖を分解してエネルギーを得る過程で作り出される物質)である「酒石酸」が、レーダーの原料として使われていたとご紹介しましたが、この酒石酸は、レモンやリンゴなどにも含まれる果実酸の一種で、特にぶどう・ワインに多く含まれます。

ぶどうの主な有機酸には、酒石酸、リンゴ酸、クエン酸がありますが、ワインの酸味のほとんどはこの酒石酸の味と言っても過言ではありません。

酒石酸自体は、水やアルコールによく溶ける性質を持つ無色透明のものですが、ワインの中の酒石酸はカリウムと結合して、酒石酸水素カリウムとなります。

この酒石酸水素カリウムの溶解度は非常に低いため、気温の低いところに置いておくと、ワインに溶け込んでいた成分が目に見える結晶として現れて、キラキラと光を反射するガラスの破片のように見えることがあります。

ソムリエ通信画像

一度析出すると暖かい場所に移しても溶解することはありませんので、知らない人は「異物が混入!?」とびっくりされますが、もちろん身体に害はありませんのでご安心を!

逆に酒石のできるワインは良質な酸に富んだクオリティの高いワインと言えますので、「ワインのダイヤモンド」として歓迎される存在で、この酒石の結晶を白ワインでわざと作って、キラキラと輝くボトルを鑑賞しながらワインを楽しむ人もいます。

赤ワインの場合には、赤系色素の「アントシアニン」が酒石に付着して、サビの様に見えたり、それが棒状に繋がると樹の枝やサビた釘が沈んでいるように見えることもあります。
こちらも害はありませんが、ザラザラとして苦味を伴うので、グラスに入らないように静かに注いで下さい。

ソムリエ通信画像

ワインにおいての「酸味」は、「甘味」「渋み」とバランスを取る、とても重要な役割を担っていますが、酒石酸は高級な食酢よりもさらに奥深い酸味と言われていて、その爽快な酸味は清涼飲料に使われたり、醤油に酒石酸を加えて、香り付けに柑橘類を絞ってポン酢として使用することもあるそうです。

そして、味わいの安定や長期保存性にも大きく関わってくる、ワインにはなくてはならない重要な成分でもあります。

酒石酸が兵器利用されていた戦中や戦後には、酒石酸を抜かれたワインを捨てるのは勿体ないという事で配給酒として出回っていたそうですが、酒石酸なしのワインはあっという間に酸化して、色・味・ニオイが劣化してしまい、できの悪いヴィネガーのように酸っぱさだけが際立ち、思わず飛び跳ねたり、びっくりして耳が立つということで、“ラビットワイン”と呼ばれていたそうです。

日本におけるワイン普及の足かせとなっていたとも言われるくらい劣悪なワインだったそうですが、残念ながら?私もまだ、酒石酸そのものやラビットワインを試したことがありませんので、機会があれば挑戦してみたいとは思っています!(笑)