銀座クラブチック・六本木クラブチック配信メールマガジン

Pick Up ピックアップ

  • 銀座クラブチック ゆきの

    ゆきの

    今回のピックアップは・・・

    銀座クラブチックの!!!
    「ゆきの」ちゃんです♪

    一見のんびりとした性格にしか見えませんが、自称は意外とせっかち?

    柔らかな物腰で、いつも明るい「ゆきの」ちゃんから、メルマガ読者の皆様にご挨拶が届いています♪



    皆様是非、「詳しくみる」より詳細をご覧ください。

Happy Birthday キャスト 誕生日

六本木クラブチック・銀座クラブチック、
各店舗、5月お誕生日の女の子たちです。
お祝いの気持ちだけでも嬉しいものです。
是非お祝いの一言をおかけください!

Special Contents 今週の企画

「いい人なんだけど、面倒くさい・・・」
と思われている言動!?

皆さんの周りに「いい人なんだけど・・・」と思われてしまっている人はいませんか?
悪気がないのは分かっていても、相手をするのが面倒になることもあるのではないでしょうか。
そこで今回は、「いい人なんだけど、ちょっと面倒と思う男性とは?」のアンケート結果から、女性が距離を置きたくなってしまう男性の言動に関する調査結果をご紹介します。

Sommelier ソムリエ通信

イタリアワインの格付けは分かりにくい?

銀座クラブチック ソムリエ 鈴木 昌武

銀座クラブチック ソムリエ 鈴木 昌武

皆さんこんにちは。銀座クラブチック、ソムリエの鈴木です。

『エノトーリア・テルス(ワインの大地)』と呼ばれるイタリアワインの格付けは、イタリアワイン法によって1963年に制定されていて、上から順番に「DOCG」、「DOC」、「IGT」、「VdT」と分類されています。

一番上の格付けであるDOCGは1992年には「11銘柄」で、評判の高いワインにその地位を限定したことで、ワイン愛好家たちに格付上位のワインは優秀な品質であるという保証をしていました。

ソムリエ通信画像

その後、DOCGは2017年3月の時点で「74銘柄」まで増え、DOCは「330銘柄」、IGTは「118銘柄」、VdTの数をはっきりと答えられたのは私の周りのソムリエでも一人もいませんが「700銘柄以上」。

ところが、74銘柄のDOCGリストを眺めてみると、もちろん誰もが知っている有名な銘柄もありますが、まったく聞いたこともない、日本には一切輸入されていないようなマイナーなワインまで様々なものがあり、実際に試飲をして首を傾げたものもあります。

もちろん、血の滲むような大変な苦労や努力をして昇格した銘柄もたくさんありますが、スキャンダル王のベルルスコーニ氏が9年間も首相を務めた国です。(笑)

マイナーなDOCGが誕生していった背景として、品質ではなく政治的事情などで昇格が認められたものも一部あると言われています。

イタリアワインで最も有名な「キャンティ」という赤ワインも、世界中で人気になるほどの高品質のものが現在も生産されている一方、そのあまりの人気のため元々のキャンティ地区の周りにぶどう畑が次々と拡張されたり、よりバランスの良いワインを造る目的で混醸が認められている白ぶどうを、水増しの目的としか思えないほどに使用して薄っぺらい味にしてしまったキャンティなども出回り、「キャンティ=美味しくない」というイメージが作られた時代がありました。

品質にこだわったワイン造りを目指す一部の生産者たちは組合を結成し、拡張前のキャンティ産地を独立させ、「キアンティ・クラシコ」を名乗るなどした結果、別のDOCGとして認定されています。

さらに、イタリアワインの最高峰であるDOCGの称号を捨てて、品質分類の一番下となるVdTで自由にワインを造る生産者も次々と現れ、評価の高いフランス系のワイン用ぶどうを巧みに使い、品質に重点をおいて努力をした結果、最下級のVdTで造るワインの方が圧倒的に高い評価、高い金額で取引される「スーパー・ヴィノ・ダ・ターヴォラ」(スーパー・トスカーナ)も誕生します。

現在は、2009年に適用された新EU法以降、DOCGとDOCは「DOP」、IGTは「IGP」へ、VdTは「Vino」となりましたが、現在流通しているイタリアワインは、どちらか一方、または両方表記しても良いとさらに分かりにくい!

国が定めるヒエラルキーだけでは分かりにくいというイタリアワインをどのようにして選ぶかというと、バラエティに富んだワインをどんな味や香りであっても、そのまま受け入れて楽しむ!というイタリア的な楽しみ方をする!(笑)

ソムリエ通信画像

この方法も嫌いではありませんが、より自分の好みに合ったワインと出会う確率を高めるには、有名なDOCGの中から、自分が飲んで美味しかったと思ったワインは、“生産者”を記憶に留めておくと良いと思います。
知名度の点では今ひとつでもびっくりするような美味しいワインを見つけることができるのも、イタリアワインの魅力なので、皆さんも是非試してみて下さいね!