Le Club de Tokyo
ソムリエ
泉澤 進也
こんにちは、ル・クラブ・ドゥ・トウキョウのソムリエ泉澤です。
メディチ・エルメーテを後にして一度ボローニャまで戻りそこからトスカーナ州へ。
トスカーナの州都フィレンツェへ向かいます。
トスカーナの紹介をします。
イタリア中部にありティオニア海に面した州で州都は花の都フィレンツェ。
主要な産業は農業でワイン、オリーブ、小麦などを生産し特にワインはピエモンテと並びイタリアを代表する世界屈指の銘醸地です。
ワインの産地は州内でも北から南まで広がりますがブドウ品種はそれほど多くはなく覚えやすいかなと思います。
黒ブドウは、
「サンジョベーゼ(シノニムではブルネッロなどと呼ばれます)」
「カナイオーロ・ネーロ」
「ボルドー品種(カベルネ・ソーヴィニヨンやメルローなど)」
白ブドウは、
「ヴェルナッチャ」
「ヴェルメンティーノ」
「マルヴァジア」
「トレビアーノ」
ブドウはだいたいこんな感じの組合せです。
赤ワインの生産が全体の80%程と多く、有名なワインも赤ワイン。
私の大好きなワインもあります。
「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」というワインが好きで、今までかなりたくさんの生産者のブルネッロを飲む機会に恵まれてきました。
好きなワインのなのに、やっぱり好きな生産者ってあるものですね。
この後、たくさんのワイナリーが出てくる予定ですのでお楽しみに!
トスカーナの有名な料理と言えば、「クッチーナ・ポーヴェラ」。
贅沢なものは何も使っていない料理で、直訳すると「貧しい料理」となります。
食べ物が潤沢に手に入らない時代に、人々が手元にある限られた食材を使い、いかに美味しく作れるかを考え抜かれた知恵の結集です。
他にも庶民的な料理では、特に豆を使った料理がよく食べられています。
ほんとに、行く先々のレストランではたくさんの肉と豆のスープを食べましたね。
でも、高いお店にも行ってみたかった・・・。
トスカーナ出身の偉人が凄いメンバー、
「レオナルド・ダ・ヴィンチ」
「ロレンツェ・デ・メディチ」
「ミケランジェロ・ブオナローティ」
「ガリレオ・ガリレイ」
「フェルッチョ・ブゾーニ」
「ジャコモ・プッチーニ」
「ロベルト・ベニーニ」などなど。
もちろんまだまだいるでしょうが、皆さんも聞いたことある名前があるのではないでしょうか?
名前を挙げた偉人の家も見てきたので、こちらも書きたいと思っています。
それでは次回、フィレンツェの話をしたいと思います。
皆さまも、ルクラ美女たちと一緒にブルネッロを是非!