こんにちは、ル・クラブ・ドゥ・トウキョウのソムリエ泉澤です。

カルミニャーノからルッカへ。
私の家からルクラに来るくらいの距離です。

ルッカでもたくさんの出会いと思い出がありますが、一番は当時ルッカのレストランでキッチンのスタッフとして働いていた日本人との出会いでしょうか。
たまたま入った店で出会い、それからかれこれ経っていますのでお互いにいいおじさんです。
お互いの職場へ食事に行ったりしながら帰国してからも長くいい友人関係を築いてきました。

数年前に、彼が私の家からほど近くに奥様と2人でレストランをオープンするとの話を聞き、酒屋の紹介やワイン選びなどを手伝うきっかけもあり、以前よりも関係が近くなったように思います。
今でもたまに伺うと彼の奥さまは私にワインの説明をすることに緊張しているそうですが・・・。そんなこと気にしなくていいのに。

現地の様な懐かしさを感じる美味しい食事と、イタリアでの思い出話なんかをしながら一緒にワインを飲んだり楽しい時間を過ごさせていただいてます。感謝。

えと、ルッカ
駅を出た目前に広がっていたのは廃墟のような風景でとても治安が悪そう。
これがルッカの第一印象。

街の中心はぐるりと城壁に囲まれていて街並みはアンティーク、ノスタルジック。
とても落ち着いた癒しの街でした。

旧市街は細い路地ばかりですぐに迷子になれますが、中世の美しい町中にいるような不思議な感覚にさせてくれる街。
美味しいレストランも観光的な見どころもたくさんあります。

そして、ここにもネコがたくさんいるのでネコ好きには癒しになることでしょう。
観光はサンマルティーノ大聖堂くらいしか見ていませんが、外壁もとても手が込んでいてとてもシックで美しい造り。
入場料がかかりましたが、せっかくですから入ります。

白い大理石と青い天井がとてもきれいな通路を歩きながら、飾ってある素敵な絵画を見ていると奥の右側にある小部屋につきます。
中へ入ると真っ暗な空間のなかに、照らされ浮かび上がっているように見えるイラリア（1400年代にルッカを支配していたダイニージ家パオロの2人目の奥さん）の美しい棺のリアルさからか、何か背筋がゾクゾクするような感じがしますので部屋に入る際は心に準備をしておきましょう。

次はお待ちかねのルッカでのワイナリー話をします。
私の友人のお店を知りたい方はルクラでワインでも飲みながら・・・