Le Club de Tokyo
ソムリエ
泉澤 進也

こんにちは、ル・クラブ・ドゥ・トウキョウのソムリエ泉澤です。

今回は、ピサ編。
ピサ中央駅から歩いて向かいましたが、途中のお土産屋さんや骨董品のお店を眺めながら歩いても20分くらいでドゥオモ広場に着きます。

有名な斜塔をはじめ、大聖堂や洗礼堂、カンポサントと観光名所が4つも集まっていて、白大理石の建物と緑の芝生が美しく「奇跡の広場」とも呼ばれています。

ピサの斜塔。
ちゃんと傾いてます。眺めてるだけでも不思議な感じでよく完成できたなと。 時期が悪く中に入れなかったのが残念ですが・・・。
たくさんの観光客と同じように、斜塔と一緒に傾いた写真を撮ったはず。懐かしい。

近くのレストランで軽く食事を取ります。
ワイナリーを教えてもらうため（笑）

トスカーナ伝統のパスタ「ピチ」というウドンみたいなパスタしか覚えてないけど、たぶん美味しかったです（笑）

「サンジェルヴァジオ」というワイナリーを教えてもらいました。

オーナーの祖父が1960年代に無人になった村を村ごと購入した事が始まり。
ブドウ栽培はしていたが、ピサ地区の村の名前をとってサンジェルヴァジオとつけられたワイナリーを1990年に設立。

440haの広大な敷地からブドウ畑はわずか22haにとどめ、当時はまだ珍しかった有機栽培によるワイン造りを行っていました。

ワイナリー設立当初から、トスカーナの有名なワイナリー「トゥアリータ」「レ・マッキオーレ」でエノロゴを務めた天才醸造家のルカ・ダットーマを迎えます。

赤ワインはサンジョベーゼを中心に栽培されていますが、国際品種のメルローも植えられています。

ルカ・ダットーマがこれまで手掛けてきた「トゥアリータのレディガフィ」「レ・マッキオーレのメッソリオ」と、遜色ないワインを造ろうとメルロー100％の「イ・レナイ」をリリース。
ファーストヴィンテージは1998年で年産約4000本と希少なワインで、ルカ・ダットーマの造る偉大なメルローの中では1番のコストパフォーマンスを感じさせると言われています。

ワイナリーの説明ばかり書いてしまいましたので、この後はオーナーのルカ・トマジーニとの関わりや試飲など。

続きはまた次回。早く続きを知りたい方はルクラでワインでも飲みながら！