映画の中のワイン　第７０章

先日、『最高の人生の見つけ方』を観ました。

監督は犬童一心。出演は吉永小百合、天海祐希、ムロツヨシなどです。

ネタバレで書きますが、余命宣告を受け、人生に虚しさを覚えた二人が、入院していた少女の「死ぬまでにやりたいことリスト」を偶然手に入れます。

その全項目を実行することにした二人は、これまで感じたことのなかった楽しさや幸せを見出すといったストーリーです。

海外ロケがすごいです。
アメリカに行ってスカイダイビングをしたり、エジプトのピラミッドまで行ったりと派手なロケです。
でも、ストーリーがストーリーなので最後はしっくりとくるのですが・・・。

さて、この映画の中でワインが出てくるシーンがいくつかあります。
赤ワインとシャンパーニュです。

赤ワインはボルドータイプのいかり肩ワインですが、エチケットがよく見えず、フランスなのかどこの国なのか分かりませんでした。

シャンパーニュもモエ・エ・シャンドンぽいのですが、首のあたりしか見えず、はっきりと分かりません。

ただ、ピラミッドの近くでテントを張って飲むぐらいですから、モエ・エ・シャンドン級ではなく、モエ・エ・シャンドンの中でもドンペリニヨンの最高峰『ド・ラベイ』を飲んでもらいたい。（笑）

私個人としては、モエ・エ・シャンドン、ボランジェ、ＧＨ・マムなど、名だたるメゾンへぶどうを供給、職人的な栽培家にして英国王室御用達シャンパーニュメゾンの『ポール・ダンジャン』を飲んで欲しかったですね。

ポール・ダンジャンのフラッグシップである『カルト・ノワール』が、英国王室御用達ワイン商であるＪ＆Ｂ社のラベルで王室での式典の際に納められています。

Ｊ＆Ｂ社は、ロイヤル・ワラントに指定される業者であり、公に王室の紋章を使用することができます。

同社の採用を受けたポール・ダンジャンも同様に英国王室御用達の栄誉を謳う許しを得ています。

一度飲めば、ピラミッドのそばで飲んでみたくなる気持ちがきっと理解頂けます！（笑）